クレジットカードが払えないときはどうすればいいの?10種類の対処法を紹介

クレジットカードで払えないときの対処法
クレジットカードが払えないとどうなるのか、どのようなリスクがあるのか気になる人も多くいます。

急に収入が減ってしまった人や、急な出費でお金が必要なときに便利なクレジットカード。

クレジットカードで支払ったお金は、クレカ会社に立て替えてもらっている状態なので、後日必ず支払わなければなりません。

クレジットカードの支払いが遅れてしまうと、延滞損害金が発生します。

支払いが困難になると、給与や財産を差し押さえられる可能性も避けられません。

本記事では、クレジットカードが払えないときの対処法や、滞納時に起きることを紹介します。

Contents

クレジットカードの請求額が払えないときの10種類の対処法

クレジットカードの請求額が払えないときの対処法10選は以下の通りです。

  1. クレジットカード会社に連絡する
  2. クレジット払いにしている公共料金の支払いを変更する
  3. ボーナスで返済する
  4. 分割交渉する
  5. 生命保険の契約貸付制度を活用する
  6. 勤務先の福利厚生を利用する
  7. フリマアプリで不用品を売る
  8. 家族や友人に相談する
  9. カードローンを利用する
  10. 弁護士に債務整理について相談する

クレジットカードの利用代金が払えないと分かったら、クレジットカード会社に連絡しましょう。

クレジット支払いを変更したり、ボーナスで一括返済したり自分に合った返済方法を提案してもらえます。

返済を滞納する前なら、分割交渉でリボ払いに変更できるかもしれません。

どうしても支払いが間に合わないなら、お金を工面する努力も必要です。

生命保険に加入している人は、契約貸付制度を活用してお金を借りられます。

勤務先の福利厚生を利用すれば、低金利で借り入れできる可能性があります。

フリマアプリやネットオークションで不用品を売れば、現金が手に入るかもしれません。

現金を作るのが難しい人は、家族や友人にお金を借りられないか相談してみてください。

知り合いとの金銭トラブルを避けたいなら、無利息サービスを実施しているカードローンで借り入れする方法もあります。

それでも、クレジットカードの返済が困難な人は、弁護士に債務整理の相談しましょう。

払えないならクレジットカード会社に連絡する

今月分のクレジットカードの利用料金が払えないなら、クレジットカード会社に連絡しましょう。

支払いできない理由を正直に相談すれば、具体的な解決策を教えてくれます。

クレジットカード会社によって対応は異なりますが、主に以下の対処をしてくれます。

  • 引き落し日が再設定される
  • 翌月の支払いとまとめて支払う
  • 期限を決めて振込する

今すぐお金がなくても、給料日やボーナスが出たら払える人も多いはずです。

引き落とし日に残高不足だったときは、クレジットカードの再引き落とし日が設定されます。

クレジットカードの裏面に記載してある、問い合わせ番号に電話して相談しましょう。

電話で以下の質問に答えられるよう、準備しておいてください。

  • 返済できない理由
  • いつまでに返済できるのか

今後の手続き方法についてアドバイスがもらえます。

今月分が払えないとわかった時点で、すぐにクレジットカード会社に電話しましょう。

楽天カードはクレジットカードの支払いを待ってもらえる

楽天カード申し込み

楽天カードは支払期日に間に合わなければ、クレジットカードの支払いを待ってもらえます。

楽天カードの支払いは、口座振替なら利用した翌日の27日に引き落とされます。

クレジットカードの支払いに遅れたら、再引き落としの日までに入金して延滞を防ぎましょう。

ご登録いただいているお支払い口座から再度引き落としをおこないます。自動再引き落とし日の前営業日までに、ご登録の口座へ資金のご準備をお願いします。(引用元:楽天カード

口座振替以外に、銀行振込やコンビニでの支払い可能な振替用紙で支払いできます。

口座にお金を準備できなければ、現金で直接支払いを済ませてください。

振込手数料は自己負担で、金融機関によって異なります。

引き落とし日の翌日から10日までに限り、自動音声専門ダイヤルで支払いに関する案内が可能です。

自動音声専門ダイヤル:0120‐30‐6910(24時間対応)

引き落し日から10日以上経過した人は、楽天カードのお問い合わせフォームから連絡してください。

自動チャットでは解決しない可能性が高いので、電話で問い合わせるとスムーズです。

楽天カードのコールセンターは非常に込み合って繋がらないケースもあります。

1時間以上余裕があるタイミングで電話をかけましょう。

VISAのクレジットカードが払えなかったときは再振替日に支払う

三井住友カード クレジットカード

VISAのクレジットカードは、指定期日に払えなければ再振替日に支払いが可能です。

支払い日から2~6営業日後(土日祝日を除く)に、Vpassまたは電話で確認できます。

Vpassとは、三井住友カード会員のためのインターネットサービス。

ログインすれば、カード情報の照会や利用状況が確認できます。

再支払い方法の種類は以下の3つです。

  • 自動引き落とし
  • 口座振込
  • コンビニ払い

銀行口座からの自動引き落としを希望すると、クレジットカード会社から支払いの案内が届きます。

引き落とし期日までに、口座の残高不足を確認しておきましょう。

口座振り込みを選べば、クレジットカード会社から振込用紙が届きます。

記載した期日までに指定された口座に振り込んでください。

振り込み手数料は自己負担で、遅延損害金が発生する可能性もあります。

コンビニ払いの振込用紙が届いたら、コンビニのレジで支払いましょう。

余計な手続きや手数料がいらないので、都合が悪くなければ自動引き落としでの支払いを選んでください。

クレジット払いの公共料金の支払い方法を変更する

クレジットカードの支払いできず滞納が続きそうなら、公共料金の支払い方法を変更しましょう。

クレジットカードの請求額が払えなければ、クレジットカードの利用が停止されてしまいます。

利用停止されたクレジットカードでは、公共料金の支払いもできません。

公共料金の支払いが滞ると、電気や水道が止まって生活に影響します。

ライフラインが止まらないよう、以下すべての支払い方法を変更してください。

  • 電気会社
  • ガス会社
  • 水道局

公共料金以外にも、以下の支払いがあれば変更しましょう。

  • 携帯料金の支払い
  • 通信販売のカード決済(楽天やamazom)
  • 各種サブスクリプション

クレジットカード以外の支払いまで止まると、支払い能力が著しく低下していると判断され、信用情報に記録されてしまいます。

今後の審査や契約に悪影響となるので、クレジットカード以外で支払える分は切り離して支払いを続けてください。

クレジットカードの滞納が解消すれば、再度クレジットカード払いに変更すればOKです。

ボーナスが出たら一括払いをする

クレジットカードの料金が払えないときは、ボーナスが出たら一括払いをしましょう。

ボーナス一括払いとは、年2回支給されるボーナスで一括して払う方法です。

毎年決まった期間の支払いを一気に済ませられます。

JCBカードでは、ボーナス払いできる期間が以下のように決まっています。

季節 利用期間 支払日
12月16日~6月15日 8月10日
7月16日~11月15日 1月10日

例えば、3月の引っ越しで家具や家電をまとめて購入したとき、支払いは8月10日でOKです。

ボーナスでまとまったお金が入ったときに支払えるので、日頃の生活を圧迫しません。

ボーナス払いは、金利や手数料不要なのがメリット。

クレジットカードを使い過ぎて、1回払いで払えない時に利用できます。

ただし、すべてのクレジットカードで対応しているとは限りません。

ボーナス一括払いに対応していても、カード会社によって最低利用額があるケースもあります。

ボーナス一括払いに対応しているクレジットカードか、事前に確認しておきましょう。

使いすぎて支払えない可能性があるときは、支払日までにボーナス一括払いに変更してください。

分割交渉で支払い方法を変更できる可能性がある

クレジットカードの支払いに困ったら、分割交渉で支払い方法を変更できる可能性があります。

分割交渉とは、分割して返済できるかクレジットカード会社に交渉することです。

ほとんどのクレジットカード会社は、カスタマーセンターで相談を受け付けています。

クレジットカードの分割交渉では、一括払いの支払い方法を「分割払い」や「リボ払い」に変更できる可能性があります。

最終的にクレジットカード会社が決めるため、分割交渉で必ず支払い方法を変更できるとは限りません。

分割交渉が成功したら、利用料金を複回数に分けて支払えます。

分割交渉で分割払いになったら、支払回数は原則クレジットカード会社の指示に従ってください。

収入や支払いの可否について丁寧に説明すれば、支払回数を多めに設定してもらえる可能性があります。

焦っているタイミングでも、電話での相談は丁寧に対応しましょう。

自分で分割回数を決めたいなら、クレジットカードを利用する段階で分割払いを選択しておきましょう。

三井住友カードでは、3~36回払いを選べます。

支払回数と手数料

支払回数 実質年率 100円あたりの手数料金額
3回 12.00% 2.01円
5回 13.25% 3.35円
6回 13.75% 4.02円
10回 14.25% 6.70円
12回 14.50% 8.04円
15回 14.75% 10.05円
18回 14.75% 12.06円
20回 14.75% 13.40円
24回 14.75% 16.08円

(参照元:三井住友カード

分割払いは、クレジットカード会社が定める手数料が発生します。

手数料はいわゆる利息で、利用金額と分割回数によって異なります。

手数料の利率は分割回数が多いほど高くなるため、1回の返済額を抑えられる代わりに総支払額が高額になる傾向です。

手数料を抑えたいなら、多くても6回払いで払いきってしまいましょう。

少額返済できるリボ払いは支払総額が増える

リボ払いは少額返済できますが、代わりに支払総額が増えます。

リボ払いは、毎月決まった金額を利用残高がなくなるまで支払う方法です。

毎月のクレカ利用金額 リボ払いでの毎月の支払い金額 支払い金額
10万円 1万円 9万円
8万円 1万円 16万円
11万円 1万円 26万円
5万円 1万円 30万円
5万円 1万円 34万円

1,000円から支払いを設定できるので、毎月の返済の負担を減らせるのがメリット。

しかし、クレジットカードの利用を続けると支払い残高はどんどん膨れ上がります。

上記の例だと、毎月1万円ずつしか支払っていないので、利用開始から5ヶ月で30万円以上の負債を抱えている状態に。

リボ払いも手数料と呼ばれる利息がかかり、利息は15.0%~18.0%が一般的です。

リボ払いは利息が高めで、利用残高が多いと支払総額が高額になり、返済が長期化する可能性もあります。

長期化すると利息の支払いが増えて、いつまでも利用残高が減りません。

毎月の返済を抑えたい人に向いていますが、返済総額は増えていきます。

リボ払いから抜け出せるように、余裕のある時に繰り上げ返済して、利用残高を減らしましょう。

生命保険の契約者貸付制度を活用する

生命保険に契約している人は、契約者貸付制度を活用してお金を借りられます。

契約者貸付とは、保険の返戻金を担保に保険会社からお金を借りる制度です。

担保のある借り入れなので利息は低く、2.0~6.0%前後。

クレジットカードの分割払いを利用するより低く済むため、契約者貸付でお金を借りて返済するのも1つの方法です。

契約者貸付は、解約時に解約返戻金のある保険が対象で、掛け捨ての保険は対象になりません。

審査がないので、クレジットカードの滞納で信用情報が不安な人でも、お金を借りられるのがメリット。

契約者貸付制度を利用したいなら、保険会社のコールセンターに相談しましょう。

フリマアプリで不用品を売ってお金に換える

フリマアプリやネットオークションで、家にある不用品を売ればお金に換えられます。

  • 衣類や帽子
  • バッグ
  • 家電
  • CDやDVD、Blu-ray
  • ゲーム機、ソフト
  • アニメやゲームのグッズ
  • 化粧品

フリマアプリでは、上記のように様々なアイテムを商品として出品できます。

自分が使っていなくても求めている人がいればどんどん売れるので、数千円~数万円を1週間ほどで稼げます。

アプリで得たお金は銀行口座へ出金すれば現金として受け取れるので、クレジットカードの支払いにも利用可能です。

今はスマホがあれば、メルカリやヤフオクで資格がなくても簡単に物が売れます。

ただし、出品した不用品が必ず売れるわけではありません。

あくまでも、家にあるものを捨てる代わりに、売れたらお金と交換するだけです。

少額でもお金が準備できたら、返済に回していきましょう。

家族や友人にクレジットカードが払えないと相談する

どうしても支払いできないときは、クレジットカードが払えない旨を家族や友人に相談しましょう。

一時的な滞納で金額が少なければ、家族や信頼できる友人からお金を借りて返済する方法もあります。

友人や家族からお金を借りるときは、以下を心がけましょう。

  • お金を借りる理由と返済計画を話す
  • 借りる金額を明確にする
  • 返済期日を決める
  • 借用書を作成する

お金の問題はデリケートなので、適当に対応すると人間関係が悪化しトラブルになるかもしれません。

必ず返済する目処を立てた上で、返済期限を決めて借りましょう。

気心が知れた仲でも、借用書は必ず作成してください。

借りた金額や利息を借用書に明記しておけば、借りた相手とのトラブルを防げる可能性が高いです。

借りる際は必ず返済する誠意を見せて、返済を優先しましょう。

低金利で無利息期間のあるカードローンを利用する

無利息期間のある低金利のカードローンでお金を借りて、クレジットカードの支払いをする方法もあります。

クレジットカードの支払いが遅れると、遅延損害金が発生します。

期限内に支払いができなければ、滞納の履歴が信用情報に残り、今後ローンを組めなくなる可能性も。

  • 信用情報に傷を付けたくない
  • 遅延損害金を支払いたくない

上記に当てはまる人は、カードローンでお金を借りてクレジットカードの返済を済ませましょう。

はじめてカードローンを利用するなら、無利息期間を活用できます。

無利息期間とは、ローン会社が定めた一定期間にかかる利息が0円になるサービスです。

無利息期間のカードローンを利用すれば、無駄な利息を抑えられます。

無利息期間を過ぎると利息かかるので、必要最低限の金額のみ借りましょう。

払えない状況が続くなら弁護士に債務整理を相談する

あらゆる方法を試しても支払いが困難な人は、債務整理の検討を弁護士に相談しましょう。

支払いができないままにしておくと、最終的には財産を差し押さえられてしまうかもしれません。

債務整理とは、国が認めている借金救済制度です。

債務整理をすれば、利息や借入残高を免除してもらえるので。

ただし、債務整理をすると信用情報機関に登録されてしまいます。

今度、カードローンや住宅ローンの利用ができな異可能性があります。

専門家の弁護士に相談して、自分に合った債務整理を検討しましょう。

クレジットカードが払えないとどうなるのか流れを紹介

クレジットカードが払えないと最終的にどうなるのか、流れは以下の通りです。

  1. 一時的にクレジットカードの利用停止
  2. 遅延損害金が発生する
  3. カード会社から支払いの案内
  4. 個人信用情報機関に登録される
  5. クレジットカードが強制解約される
  6. 一括請求の請求書
  7. 財産の差し押さえ

クレジットカードの支払いを滞納すると、まず一時的にクレジットカードの利用が停止されます。

支払期日に支払いできなければ、遅延損害金が発生して利息を支払わなければいけません。

支払いができないと、クレジットカード会社から支払いの案内が来ます。

クレジットカードの支払いを滞納すると、信用情報機関に金融事故として登録されていまいます。

支払いの滞納期間が長くなれば、クレジットカードが強制解約されて、二度とカードを利用できません。

クレジットカード会社から一括請求の請求書が送られてくると、一括返済が必要です。

一括請求で支払いできなければ、最終的に財産の差し押さえとなります。

学生が支払えなくても、滞納すれば一般と同様リスクを伴います。

クレジットカードの支払いに困ったら、まずは親に相談しましょう。

一時的にクレジットカードの利用が止められる

クレジットカードの利用料金が払えなければ、一時的にクレジットカードの利用が停止されます。

いつ利用停止になるのかは、クレジットカード会社によって異なります。

支払い期限が過ぎてから、数日後に停止されるのが一般的です。

支払い忘れに気付いて支払いを済ませれば、クレジットカードの利用が再開されます。

決められた金額を払うまでは、クレジットカードが使えません。

単なる払い忘れなら、クレジットカードが再び利用できるよう、すぐに支払いしましょう。

遅延損害金が発生して利息以外に支払いが必要

クレジットカードの支払いができなければ、利息以外に遅延損害金の支払いが必要になります。

遅延損害金とは、クレジットカードの支払期日に間に合わなかった際に発生する延滞料金です。

延滞損害金は年率20%程度で、一般的に通常よりも高い利息で設定されています。

遅延損害金の計算方法は以下の通りです。

延滞損害金=借入額×年率×滞納日数÷365日

例えば、借入金額が30万円で年率20%を30日滞納したときの延滞損害金は、以下の通りです。

30万円×20%×30日÷365日=4,931円

延滞損害金は、返済期日から1日でも過ぎると発生します。

延滞損害金が発生して無駄なお金を払わなくて済むように、返済期日には遅れないよう支払いしましょう。

カード会社から支払いの案内が送られる

クレジットカードの支払いを滞納すると、カード会社から新しい支払いの案内が送られます。

クレジットカード会社によっては、ハガキや電話がかかってくる可能性があります。

支払いの案内には、新しい支払期限を設定しているケースが多いです。

クレジットカード会社からの案内の、支払期限に支払えば問題ありません。

期限内に支払わなければ、信用情報に延滞情報が記載されてしまいます。

支払いができない人は、カード会社からの案内に記載されている電話番号に電話をして、相談してください。

個人信用情報機関に支払い遅れが登録される

クレジットカードの支払いを2ヶ月以上滞納すると、個人信用情報機関に支払い遅れが登録されます。

個人信用情報機関とは、貸金業者やカード会社がそれぞれ加盟している機関です。

金融機関と取引のある個人情報を記録しています。

新しくクレジットカードを作ったり、ローンを組んで借り入れしたりする際に、金融事故を信用情報機関で確認します。

信用情報機関に金融事故が登録されると、制限がかかるのは以下の通りです。

  • 新たにローンを利用する
  • クレジットカードの新規作成
  • 光熱費をクレジットカード決済にする

個人信用情報機関に登録されると、5年間は新しく借り入れができません。

5年以上経過すれば、クレジットカードやカードローンの審査に通る可能性があります。

支払い遅延が記録される2ヶ月以内に、支払いを完了させましょう。

支払期日が経過するとクレジットカードが強制解約される

クレジットカード会社からの支払期日が経過すると、利用していたクレジットカードが強制解約されます。

一般的には2~3ヶ月程度滞納すると、強制解約される可能性が高いです。

強制解約されると、クレジットカードの利用の再開はできません。

強制解約された時点で、金融事故として個人信用情報機関に記録されます。

クレジットカード会社から、今まで滞納した金額の一括返済を求められます。

強制解約後に支払いをしても、クレジットカードを再度利用はできません。

同じカード会社で、新しくクレジットカードを作れなくなります。

強制解約前には、電話や書面での連絡が行われます。

連絡が来た段階で、強制解約になる前に支払いを済ませましょう。

一括請求の請求書が送られる

クレジットカードの支払いができず解約されると、一括請求の請求書が送られてきます。

クレジットカードが分割払いに対応しているのは、カードの利用者に対するサービスだからです。

強制解約となり、利用者でなくなった人は、分割払いのサービスを受けられないので一括返済する必要があります。

一括請求されると、今まで分割払いで支払ってきた料金も、一括で支払わなければなりません。

支払わないでいると、クレジットカード会社から訴訟を起こされて、裁判に発展する可能性があります。

一括請求でも支払いできないときは、弁護士や司法書士に相談しましょう。

裁判所への申立てから財産の差し押さえ

一括請求で支払いできないと、最終的に裁判所への申立てから財産の差し押さえとなります。

クレジットカード会社が法的処置を検討し、裁判所に申し立てするからです。

裁判や、裁判所を通して支払督促が送達されます。

支払督促を受け取り、2週間以内に支払いをしなければ、強制執行で差し押さえが実行されます。

差し押さえられるものは以下の通りです。

  • 土地や建物
  • 自動車
  • 給料や貯金

差し押さえを回避するには、早めの対処が重要です。

どうしても支払いが困難な人は、弁護士や司法書士に相談してください。

学生が払えなくても学校には連絡が行かない

学生がクレジットカードを払えなくても、基本的に学校へ連絡されません。

18歳以上でカードの名義が本人であれば、バイト先へ連絡されたり、親に請求されたりもしません。

ただし、クレジットカードの支払いを滞納すれば、学生でも以下のリスクがあります。

  • 土クレジットカードの利用停止
  • 遅延損害金が加算される
  • 信用情報機関に金融事故記録として登録される
  • カード会社からの一括請求
  • カード会社からの支払督促

最終的には、訴訟で判決を受けたらバイトの給料や銀行口座など、財産を差し押さえられてしまいます。

支払いをしないで滞納を続けると、学校やバイト先、親にも連絡が行く可能性は高くなります。

取り返しが付かなくなる前に、クレジットカードの支払いができない旨を親に相談しましょう。

支払えない人のリアルな相談を知恵袋から抜粋

クレジットカードの支払いができない悩みを知恵袋で相談している人が多い印象です。

リアルな相談を知恵袋から抜粋してみました。

至急!今月楽天のクレジットカードの支払いが高額で支払えそうにありません。リボ払いや分割払いをしようとカードで確認した所そもそも利用可能額が超えておりどうしようもありません。 親も親戚もいないのでこの場合借金するしかありませんか?(引用元:ヤフー知恵袋

 

楽天カードの支払いが3ヶ月滞納しています。 一括請求も来たのですが、払えるお金があと1ヶ月ないと払えなくて払えませんでした。 消費者金融にも他の事で借りてしまっていて借りることができません。 あと1ヶ月まってもらえる方法はないのでしょうか?(引用元:ヤフー知恵袋

 

お恥ずかしい話なのですが 楽天カードの支払いを3ヶ月程滞納してしまいました。 エラーコード2とゆうものがでていて強制解約らしいのですが、電気代をカードで支払ってる場合引き落としされますか? 現時点でもカードで支払ってる状態です。 いつかカード引き落としができなくなりますか?(引用元:ヤフー知恵袋

クレジットカードが払えない、支払いを3ヶ月滞納してしまった相談が多い傾向です。

知恵袋では、実際に滞納を経験した人からの回答を得られるケースがあります。

リアルな体験談なので、知恵袋を頼りたい人も多いです。

しかし、回答が古いと今とは対応が違ったり、嘘が書き込まれている可能性も少なくありません。

知恵袋の回答に頼らず、困ったときはカード会社に直接相談しましょう。

クレジットカードが払えないときの注意点

クレジットカードが払えないからといって、すべきでない注意点があります。

クレジットカードの支払いが滞ったときに気を付けたいポイントは以下の通りです。

  • クレジットカードの現金化
  • ヤミ金融の利用
  • 別カードでのキャッシング

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の契約で禁止されています。

ヤミ金融は出資法に違反して高い利息で貸し付けを行っているので、絶対に利用してはいけません。

クレジットカードの支払いを別のクレジットカードでキャッシングすると、返済金が増えます。

クレジットカードの現金化は危険性が高い

クレジットカードの現金化は、危険性が高いので絶対にしてはいけません。

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピングの利用可能枠を換金する目的で利用することです。

クレジットカードで金券を買い、金券ショップに売れば現金が手に入るため「現金化」と呼ばれています。

しかし、換金目的での利用は、クレジットカード会員規約に違反する行為です。

現金化するとカードが利用できなくなり、最後は自分の債務を増やしてしまいます。

クレジットカードや口座番号を抜き取る目的で勧誘する詐欺団体もあり、犯罪やトラブルに巻き込まれるかもしれません。

ネットや新聞でクレジットカードの現金化に関する広告を見ても、利用しないでください。

ヤミ金融の利用を避ける

クレジットカードの支払いのために、ヤミ金融でお金を借りてはいけません。

ヤミ金融とは、貸金業登録をしていない、金融機関の法律のルールを守らない業者です。

ヤミ金融は、審査なしでだれでもお金を借りられると甘い言葉で宣伝しています。

一旦お金を借りると法外な高い利息を請求され、脅迫的な取り立てを行われるかもしれません。

犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性もあるので、ヤミ金融からお金を借りるのは絶対に避けましょう。

別カードでのキャッシングはしない

クレジットカードの支払いを、別カードでキャッシングして返済するのはおすすめできません。

クレジットカードのキャッシングは、一般的に金利が15.0%~18.0%と高めです。

結局は別のカードでお金を借りている状態で、多重債務になります。

最終的に支払う金額が、本来の支払い額よりも増える可能性があります。

一時的に返済できますが、後で負担がかかってくるので、簡単にキャッシングせず他の方法を利用しましょう。

クレジットカードの支払いができない最終手段は債務整理

どうしてもクレジットカードの支払いができない人は、最終手段として弁護士に相談して債務整理を検討しましょう。

債務整理は支払いの減額や免除をしてもらえる手続きで、以下3つの方法があります

名称 主な免除内容
任意整理 今後の利息を免除、または減らしてもらい、3~5年の分割返済を続ける
個人再生 借入額を5分の1~最大10分の1まで減額してもらう
自己破産 借り入れがすべて免除される

任意整理は、返済総額を減額してもらう方法で、将来的に返済可能な人に向いています。

個人再生は、裁判所から許可を受けることで、借入残高を減らせます。

自己破産は裁判所の認定が必要で、借り入れをなしにできるのがメリット。

しかし、自己破産は家や車を含め財産もすべて失う手続きです。

弁護士や裁判所が「自己破産以外ない」と判断したときにしか手続きできません。

軽い気持ちで借り入れをなくしたいからと利用できるわけではないので、必ず弁護士に相談してください。

将来的に返済可能なら任意整理

将来的にクレジットカードの請求額を返済できるなら、任意整理が向いています。

任意整理とは、債権者であるカード会社と交渉し返済を目指す手続きで、以下の対応が可能です。

  • 借り入れの減額
  • 将来利息のカット
  • 支払方法
  • 回数の変更

任意整理は、借入金の総額の大幅な減額は難しく、今ある借入金を将来的に返済可能な状態にする手続きです。

クレジットカードの滞納が長期に及んでおり、遅延損害金が高額の人は任意整理より個人再生を希望しましょう。

裁判所から許可を受ける個人再生

借入金を大幅に減額したい人は、裁判所から許可を受ける個人再生が向いています。

個人再生とは、裁判所から再生計画の許可を受けて、借入金を減額し原則3年最長5年で返済していく手続きです。

3~5年で返済が完了できるよう、借入金を最大10分の1まで免除してもらえます。

個人再生で支払う金額は、負債や財産価値から決まります。

多額の財産を持っていなければ、総支払額を大幅に軽減できる可能性も。

住宅資金特別条項を利用すれば、自宅を手放さず、住宅ローン以外の借入金を減額や分割払いできる可能性があります。

個人再生は、住宅ローン付きの自宅を所有している人におすすめです。

裁判所が認めた自己破産は借り入れをなしにできる

クレジットカードの支払いが困難な人は、裁判所から認められれば自己破産で借り入れをなしにできます。

自己破産の申し立てをするためには、借入金の支払いができる状況の人は認められません。

自己破産は、法的に借入金の支払い義務が免除されます。

ただし、自己破産するデメリットは以下の通りです。

  • 個人信用情報機関に金融事故として登録される
  • 価値のある財産を処分する必要がある
  • 破産の事実が官報に掲載される
  • 破産手続き中は破産管財人に郵便物か転送される
  • 破産手続終了まで制限される職業がある
  • クレジットカードやローンを5年以上利用できない

自己破産は返済の悩みから解放されて、今後の生活を立て直すことが可能です。

伴うデメリットも大きいので、弁護士や司法書士に相談してから決めましょう。