他社借入があっても借りられるカードローン4選!申告理由や疑問について解説
カードローンは、他社借入があると審査に通りにくくなるのが一般的です。
業者が融資したお金を返済できない懸念が主な理由です。
とはいえ商品の中には、ほかに融資を受けていても借りられるものがあります。
他社借入がある状態で融資を受けたい人は、他社借入がある人も貸付してくれるローンを選ぶのがベストです。
他社借入があると知っていて貸してくれる商品は少なく、探すのが大変です。
今回は、他社借入がある状態で融資を受けられるカードローンを4選紹介します。
Contents
他社借入があっても借りられる可能性があるカードローン4選
他社借入があっても融資を受けられる可能性があるのは、以下のカードローンです。
借入限度額 | 金利 | 融資時間 | 無利息期間 | |
---|---|---|---|---|
プロミス | 1万円~500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分 ※申込み時間や審査により希望に添えないケースがあります |
最大30日間 ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
アイフル | 1万円~800万円 | 3.0%~18.0% | 最短18分 ※WEB申込の場合 ※お申込の状況によってはご希望に添えない場合がございます。 |
最大30日間 ※アイフルを初めて利用かつ無担保キャッシングローンを利用する人 |
アコム | 1万円~800万円 | 3.0%~18.0% ※契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00% |
最短20分 | 最大30日間 |
セントラル | 300万円 | 100万円未満:4.80%~18.00% 100万〜300万円:4.80%~18.00% |
最短当日中 | 最大30日間 |
いずれも、他社借入があっても申込可能なカードローンです。
上記のうち、借入限度額が高いのはアイフルとアコムの1~800万円です。
最大金利はプロミスが17.8%と、唯一18.0%を切ります。
融資時間は、どれも即日での融資が可能です。
※申込みの時間帯により当日中の融資ができない場合があります。
中でも早いのは、Web申し込みで最短18分の融資ができるアイフルです。
無利息期間はすべて最大30日で利息を節約できます。
プロミスが他社借入ありでも借りられるのは1人1人に合わせた与信が可能だから
詳細 | https://cyber.promise.co.jp/APA01X/APA01X01 |
---|---|
借入限度額 | 1万円~500万円 |
金利 | 4.5%~17.8% |
融資時間 | 最短3分 ※申込み時間や審査により希望に添えないケースがあります |
無利息期間 | 最大30日間 ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
プロミスは1人1人に合わせた与信が可能なため、他社借入があっても借入可能です。
プロミスは、185社の保証事業を担当している企業です。
与信審査の技術に優れているため、個人に合った審査が期待できます。
カードローンの最大金利の目安は18.0%ですが、プロミスは17.8%に設定されています。
50万円を100日で返すときの利息を見てみましょう。
金利 | 利息 | 合計返済額 |
---|---|---|
18% | 50,068円 | 550,068円 |
17.8% | 49,504円 | 549,504円 |
金利が0.2%低いだけでも、約500円も安く返済できます。
最大30日の無利息期間が設けられているのもポイント。
最短3分での融資が可能なので、金利が低く融資時間も早い商品を探している人におすすめです。
※他社で借入中の人でも審査可能ですが、借入・返済状況等によって利用できない場合もあります。
アイフルなら他社借入があっても素早い融資を受けられる
借入限度額 | 1万円~800万円 |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
融資時間 | 最短18分 ※WEB申込の場合 ※お申込の状況によってはご希望に添えない場合がございます。 |
無利息期間 | 最大30日間 ※アイフルを初めて利用かつ無担保キャッシングローンを利用する人 |
アイフルは、他社借入があっても融資スピードの早さが特徴です。
アイフルは銀行の傘下に属しておらず、独自の審査基準から融資の可否を判断しています。
審査基準は非公表ですが、審査が厳しいとされる銀行系とは異なる審査をする傾向。
その分審査も比較的優しく、審査に通る可能性が高いと言えます。
Web完結に対応しているため、来店不要で融資を受けたい人にもうってつけです。
借入限度額の高さと融資時間を重視する人は、アイフルを選びましょう。
アコムは他社借り入れしている人を含み新規顧客獲得に積極的
借入限度額 | 1万円~800万円 |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% ※契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00% |
融資時間 | 最短20分 |
無利息期間 | 最大30日間 |
アコムは積極的な新規顧客獲得を行っており、他社借入をしている人も対象です。
他に借りているところが多くても、アコムなら審査に通る可能性があります。
他社借入している人も含め、新規顧客を獲得するのに積極的だからです。
最大金利は18.0%ですが、契約者極度額が100万円以上なら15.0%まで下がります。
100万円を1年で返済すると考えましょう。
金利 | 利息の合計 | 合計返済額 |
---|---|---|
18.0% | 100,148円 | 1,100,148円 |
15.0% | 83,096円 | 1,083,096円 |
金利が3%低いだけでも、約2万円も安く利息を返せます。
100万円で15.0%の金利が適用される商品は、好条件なのもあり審査に通るハードルが高いです。
誰でも低金利で借りられるわけではありません。
審査に通過できる状況で、かつ金利重視で100万円以上借りたい人に適しています。
セントラルなら融通の利く審査を受けられる
借入限度額 | 300万円 |
---|---|
金利 | ・100万円未満:4.80%~18.00% ・100万〜300万円:4.80%~18.00% |
融資時間 | 最短当日中 |
無利息期間 | 最大30日間 |
セントラルは積極的な新規借入を実施しており、融通の利く審査を行っています。
ほかの商品と比べると審査が柔軟で、他社借入がある人でも通過する可能性があります。
- 最大金利18.0%
- 無利息期間最大30日間
- 最短当日融資
上記のように、大手のカードローンと変わらないスペックを持つのも魅力です。
今回紹介する商品の中では、借入限度額が300万円までと安いのがデメリット。
ほかの欠点は特にないため、300万円未満の融資を受けたい人に適しています。
中小消費者金融は最後の手段と覚えておこう
中小消費者金融からの融資は、最後の手段と考えてください。
審査に通りやすいメリットもありますが、デメリットも多いからです。
メリット | ・比較的審査に通過しやすい |
---|---|
デメリット | ・融資額が低い傾向にある ・一度の利用で他社からの借り入れが難しくなる可能性もある |
中小消費者金融は審査に通過しやすく、通常のローンで審査落ちした人に向いています。
一方でデメリットが多いのも確かです。
融資額が最大100万円の貸金業者も多く、人によってはお金が少ないと感じます。
他の中小消費者金融から追加で借りると、他社借入が多くなり審査で不利。
手動審査な分審査も柔軟なので、大手消費者金融の審査に落ちたときの選択肢に入ります。
以上の点から、中小消費者金融は最終手段か、最後の借入先として利用するのがベストです。
他社借入についてや申告する理由をチェック
ローン商品へ申し込む際に他社借入を申告するのは、理由があります。
すでに契約済のカードローンや返済を抱えている人は、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 他社借入の意味
- 申告する理由
- 正確に申告するべき理由
- 他社借入の嘘がバレる理由
- 他社借入の確認方法
- 他社借入によって生じるデメリット
他社借入は、申し込む会社の以外から借りているお金を指します。
新しい商品を申し込む際は正確に申告しなければならず、内容に間違いがあると審査で不利になります。
商品を提供している会社は利用者の借入状況を把握しており、嘘をついてもバレると考えましょう。
他社借入の状況は、情報開示で確認できます。
デメリットも確認し、自分が他社借入を行うべきかを判断してください。
他社借入は申し込む会社以外に借りているお金を指す
他社借入は、新しく申し込む会社以外から現在借りている残高のことです。
すべての融資が対象になるのではなく、種類によって他社借入になるかが異なります。
他社借入になる | ・信用会社に当たるカードローン ・消費者金融業者 クレジットカードのキャッシング |
---|---|
他社借入にならない | ・信用販売 ・消費者金融カードローン ・個人の融資 ・国や地方自治体の融資 ・教育ローン ・クレジットカードのショッピング利用残高 ・奨学金 ・住宅ローン ・自動車ローン |
業者により他社借入の有無が異なる | ・銀行系カードローン ・銀行系フリーローン |
カードローンやフリーローンの利用が他社借入になるかは、申し込むローンの種類によって異なります。
信用会社のカードローンや消費者金融業者は、他社借入の対象です。
信用販売やクレジットカード系、消費者金融系のカードローンであれば他社借入に含まれません。
銀行系のローン商品は、業者により他社借入に含むかが異なります。
銀行系ローンを利用していて審査が気になる人は、他社借入として扱われるかを申し込む業者に問い合わせましょう。
上記表を参考に、申告するべき借り入れがあるかを確認してください。
申告すべき借り入れがあったら、申込時に必ず記載しましょう。
他社借入の申告を求める理由は主に3つある
他社借入の申告が必要な理由は、以下の3つです。
- 総量規制を守れるかの確認
- 返済能力の確認
- 信用力の確認
総量規制は、年収の3分の1までしか貸し付けをしてはいけないルールです。
年収が300万円だと、100万円までしか借りられません。
総量規制は、現在契約している貸金業者すべてを含みます。
年収 | 会社Aから借りた額 | 会社Bから借りた額 | 会社Cから借りた額 | 総量規制に従えているか300万円 |
---|---|---|---|---|
300万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 従えていない |
300万円 | 25万円 | 25万円 | 25万円 | 従えている |
上記のように、借り入れの総額が年収の3分の1以上だと総量規制に違反します。
総量規制以上の借り入れはできないため、審査に通過できません。
違反を防ぐために他社借入を確認し、貸し付けても総量規制を守れるか確認します。
返済能力と信用力は同じと考えよう
返済能力と信用力は同じ括りです。
他社借入がある状態だと、他社の返済を優先する恐れがあります。
融資したお金がいつまでも返済されず、利息を回収できません。
他社借入があっても返せる返済能力や信用力を見るため、他から借りている件数や金額を確認します。
審査に受かりたい人は、他社借入を可能な限りなくすため、返済するのがベストです。
- 他社で借りているお金を返済する
- 契約していて融資は受けていないカードローンを解約する
- 少額の借り入れを優先的に返済する
他社借入をなくす方法は、上記が挙げられます。
他社から借りているお金を1件でも返済すれば、他社借入の件数が減ります。
一度にすべての他社借入を解消するのは金銭的に難しいので、少額借入を優先的に返しましょう。
契約しているものの融資を受けていない商品なら、解約するだけで他社借入を減らせます。
他社借入を正確に申告しないと審査で不利になる
他社借入の申告が不足していると、審査で不利になる可能性が高いです。
利用者の借入状況は業者側で必ず確認するため、申告漏れがあるとすぐに分かります。
意図的でなかったとしても、「嘘をついているから信用できない」と判断され、審査から落とされる可能性もあります。
他社借入に含まれない自動車ローンや教育ローンも申告できますが、「ほかの所からも借りている」とマイナスイメージが付くので申告しないのが無難です。
他社借入の状況を正確に把握し、必要なものだけ申告しましょう。
ローン商品を提供している会社は借入状況を把握していて嘘もバレる
商品を提供している会社は、利用者の借入状況を把握しています。
信用情報機関を通じて、審査の際に信用情報の照会を行っているからです。
利用者が申告する前から、信用情報はすべて知っていると考えましょう。
すべて知っていながら他社借入の申告を求めるのは、嘘を付かずに申告するかをチェックするためです。
嘘をついていると判断されれば、虚偽申告をしたとして審査時に大きなマイナスとなります。
情報は信用情報機関に6ヶ月ほど記録され、6ヶ月経つまではブラックとして扱われます。
その間、新しいローン契約はほぼできません。
嘘をつかないのはもちろん、虚偽申告と見なされないために、正確に他社借入状況を申告しましょう。
他社借入状況が分からなければ情報開示で確認しよう
他社借入状況は、情報開示で確認できます。
情報開示は、契約内容や支払い状況を信用情報として確認できる制度です。
契約した会社名/氏名/生年月日/電話番号/契約の内容/契約年月日/契約額/請求された額/入金した額/残高/返済の状況/入金の状況など
引用:情報開示とは|指定信用情報機関のCIC
上記のように、情報を細かく確認できます。
他社借入がいくつかあるのに詳細を把握していないと、正確な申告ができず虚偽申告になる恐れがあります。
情報開示にて、自身の借入情報をしっかり確認しましょう。
CICでの情報開示では、インターネットと郵送のいずれかを選択できます。
インターネットで情報開示する流れ
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郵送で情報開示する流れ
|
インターネットならネット完結で情報を確認できるので、手軽さを求める人に向いています。
郵送は手間が掛かる分、書面で開示報告書を受け取りたい人におすすめです。
他社借入をすると様々なデメリットが生まれる
他社借入により生まれるデメリットは、主に以下の3点です。
- 毎月の返済が重荷になる
- 返済の管理が難しくなる
- 審査に通る可能性が下がる
借入件数が増えるほど借りる金額は多くなるため、毎月の返済が苦しくなります。
利用者の年収が300万円、3社の借り入れがそれぞれ30万円で1年以内に返すと考えましょう。
年収 | 月収 | 借入総額 | 月に返す金額 |
---|---|---|---|
300万円 | 25万円 | 会社A:30万円 会社B:30万円 会社C:30万円 計90万円 |
会社A:25,000円 会社B:25,000円 会社C:25,000円 計75,000円 |
月に返す金額は、合計で75,000円になります。
月収から引くと、残りは175,000円に。
家賃や光熱費、食費なども考えると、自由に使えるお金は数万円程度になる可能性があります。
返済の管理が難しくなる欠点もあります。
借りる業者によって約定返済日が異なり、返済日がバラバラになるためです。
返済の管理を簡単にするなら、約定返済日が同じ商品に絞って利用しましょう。
商品 | 返済日 |
---|---|
三井住友銀行 | 毎月5日・15日・25日・月末 |
常陽銀行カードローン | 毎月指定日(希望可能) |
イオン銀行カードローン | 毎月20日 |
アコム | 毎月指定日(希望可能) |
月末を返済日に設定しているカードローンが多いです。
三井住友銀行の25日、イオン銀行カードローンの20日なら5日しか期間が空いておらず、計画的な返済がしやすいです。
毎月指定日のカードローンのみを利用し、指定日を同じ日にしましょう。
他社借入には審査に通過しにくくなるデメリットもある
他社借入には、審査に通りにくくなるデメリットも。
お金を借りるローン商品は、収入に対して借入割合が多いほど審査に通りにくくなります。
総量規制の対象内だとしても、年収の3分の1相当までお金を借りると返すのが難しくなるからです。
利息分を回収できないと判断され、審査に落とされる可能性があります。
審査に通りやすくするために、現在借りているお金を少しでも返し、借り入れの割合をできるだけ下げましょう。
他社借入がある状態でも新しいカードローンは利用できる?
新しいカードローンを他社借入があっても利用できるかについて解説します。
- 総量規制の範囲内で利用可
- 銀行カードローンには実質的な制限がある
- 総量規制に含まれない借り入れ
- 他社借入の多さは審査の厳しさに繋がる
- 他社借入があっても借りられる人
- 他社借入が多くて困っている人におすすめのローン
- 他社借入が少なければ借り換えローンも1つの手
結論から言えば、他社借入があっても新しいカードローンは使えます。
賃金業者なら総量規制の範囲で、年収の3分の1までの融資が可能です。
銀行カードローンに総量規制はありませんが、実質的な制限があるので確認しましょう。
銀行系以外に、総量規制に含まれない借り入れもあります。
他社借入について細かく知り、新規契約の際の知識として覚えておきましょう。
賃金業者であれば総量規制の範囲内で利用できる
賃金業者は、総量規制の範囲内なら新たなカードローンを利用できます。
総量規制の範囲内が利用の条件です。
「返済能力を超える貸付け」に該当するか否かを判断する基準の一つとして、新たな貸付けにより借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、原則として返済能力を超えるものとして禁止されるのが、いわゆる総量規制です。
引用:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
年収 | 総量規制内で借りられる金額 | 借りている金額 | 借りられる金額の残り |
---|---|---|---|
300万円 | 100万円 | 50万円 | 50万円 |
年収の3分の1に収まれば、ルール的に複数の業者から融資を受けられます。
総量範囲内なら必ず借りられるとは限らず、信用情報や返済能力を見て融資するかを判断します。
他社借入がいくらあっても総量規制の範囲内で借りられるルール、借入件数が多いほど審査に落とされやすい傾向です。
審査に受かるためには他社借入を減らしたり、借りている金額を少しでも返しましょう。
銀行カードローンに総量規制はないが実質的な制限はある
銀行カードローンには総量規制がなく、年収の3分の1以上の融資が可能です。
家族からの申し出で、新規貸し出しができないようにする「貸付自粛制度」の導入も検討する。
引用:「即日融資」を停止、銀行カードローン縮小へ - 産経ニュース
しかし、銀行カードローンでは過剰な貸付を防ぐため、自主規制を行っています。
貸付自粛制度の導入が検討されるほど、貸し付けに慎重になっている傾向です。
銀行は現在、貸金業者に適用されている貸し付けを年収の3分の1以下に抑える総量規制の対象外となっている。多重債務者の増加を防ぐためには必要として、12行中7行が他行からの借入額を含め年収の2分の1までとする融資上限枠を自主的に設けたが、融資上限を設けていないケースや年収と同額の融資上限となっているケースもあるという。
引用:銀行カードローン、5行が他行融資勘案せず 金融庁が検査結果中間とりまとめを発表 - 産経ニュース
総量規制がなくても、実際に借りられる金額は年収の2分の1程度になると考えられます。
他社借入があると借りられる金額が少なくなるので、銀行カードローンを利用しても少額しか借りられません。
総量規制がないとはいえ実質的な制限はあるので、銀行カードローンをむやみに申し込むのは避けましょう。
借入件数2件以上だと審査に通るのは難しい
銀行カードローンは審査が厳しく、借入件数が2件以上あると審査通過は難しいです。
金融庁では、銀行における融資審査の厳格化を徹底し、業務運営の適正化を推進するため、銀行カードローンに関する検査の実施
引用元:銀行カードローンのフォローアップ調査結果について:金融庁
審査がかなり厳しいと仮定するなら、他社借入は1件までが限度と考えられます。
ローン商品によっては、他社借入がある時点で審査から落とされるかもしれません。
- 他社借入を1件まで減らす
- 他に借りているお金を可能な限り返す
- 可能であれば他社借入がない状態にする
他社借入がない状態を目指しつつ、難しければ1件まで減らしましょう。
借りている金額が多いと、返済できず滞納する恐れがあると判断されます。
審査で落とされる可能性があるので、2社以上の借り入れがあるなら銀行カードローンは避けてください。返済を進められるなら、月収の2割ほどまで減らすのがベストです。
他社借入が多いと審査が厳しくなる傾向にある
他社借入が多いと審査が厳しくなるのは、ほとんどのローンに共通します。
例として、以下の条件で考えてみましょう。
- A社とB社から融資を受けている
- 新しくC社の融資を受けたい
A社~C社から融資を受けると、3つの会社に返済する必要があります。
他社借入を減らしたいからとA社とB社への返済を優先すると、C社で滞納する可能性があります。
C社は、貸付金が回収できないトラブルを回避するため、申し込まれても審査に通しません。
他社借入が多いほど滞納の可能性が高くなるため、審査が厳しくなります。
審査に受かるためには、C社へ申し込む前に、A社とB社のいずれか、もしくは両方の借り入れを返済しきるのがベストです。
他社借入が減ればC社への返済の余裕も生まれ、利息を回収できる判断から審査に受かりやすくなります。
- 返済に充てるため節約する
- バイトやパートで返済に充てられる金額を増やす
他社借入を返済する方法として、上記工夫がおすすめです。
他社借入を可能な限り減らしてから、新しい商品へ申し込みましょう。
年収や勤務先の信用が高い人は他社借入があっても借りられる可能性がある
年収が高い人、勤務先の信用が強い人は、他社借入があっても融資を受けられる可能性があります。
年収が高ければ金銭的に余裕があると思われ、貸し倒れが発生しにくいと判断されます。
大手で勤務先の信用力が高ければ、「大手会社に所属できるほどの信用がある」と判断される可能性も。
勤務先の規模だけではなく、勤続年数や雇用形式も審査されます。
大手の勤務先でも、継続年数が長いほど、継続的な収入があり返済能力も高いと見なされます。
目安として、1年以上の勤続年数が理想です。
雇用形式は、退職率が高い契約社員よりも正社員の方が審査で有利。
派遣社員以外の働き方を希望する人に、希望する時期別に理由をたずねると、正社員を希望する人では1年以内・4年目以降とも「期間の定めがない雇用のため定年まで働けるため」が62.9%・62.2%、「賞与があるため」が65.7%・61.1%と高く、以下「昇給・昇格の機会があるため」(42.3%・38.0%)、「退職金制度があるため」(28.5%・33.5%)と続きます。
引用:派遣社員WEBアンケート調査結果 2021年度
退職した時点で継続的な収入が途切れ、返済能力が低いと見なされる可能性があります。
今している仕事以外に、副業やバイトをして年収を上げ、審査を有利に進めましょう。
他社借入件数が多くて困っている人にはおまとめローンがおすすめ
他社借入件数が多い人には、おまとめローンがおすすめです。
おまとめローンは、多重債務者向けに低金利で融資している商品を指します。
おまとめローンは利用者に対し、一方的に有利になる融資を行うため、総量規制の対象外です。
おまとめローンは、総量規制の例外とされる(年収の1/3を超える)お借入が可能です。
引用:キャッシング・カードローンなら消費者金融の【プロミス】公式サイト
既に年収の3分の1以上の融資を受けている人でも、上限を気にせず借りられます。
おまとめローンは複数の融資を1本化し、返済の負担を和らげられるのも魅力です。
現在の状況 | 通常の返済 | おまとめローンの返済 |
---|---|---|
3社の合計返済額が月に50,000円 | 各社に合計50,000円を返済する | 1本化により合計34,000円の返済で済む |
通常の返済と比較して、16,000円もお得に返済できます。
おまとめローンを展開している業者は、以下が挙げられます。
- プロミス
- アコム
- レイク
他社借入件数が多くて返済が大変な人、金利が低いローンで借りたい人はおまとめローンも検討しましょう。
借入件数が少ない人は借り換えローンも検討しよう
借入件数が少ない人には、借り換えローンもおすすめです。
借り換えローンは、今の借り入れよりも低金利な借り入れに変え、合計返済額を減らす方法です。
金利の低いローンに借入先を変えるため、借入件数が少なく審査に通る可能性がある人に向いています。
有利な借り換えに含まれるので、おまとめローンと同じく総量規制の対象外です。
借り換えローンは、借入件数が少なく、少ない金利で返済したい人にうってつけです。
- アコム
- ダイレクトワン
- トマト銀行
上記は、借り換え専用ローンを展開している企業の一例です。
返済額を減らしたい人は、ローンの利用を検討しましょう。
複数社から借り入れしている人が審査に通過するコツ
複数社から融資を受けている人は、以下のコツで審査に通過する可能性があります。
- 収入証明書の提出
- 借入希望額は少額に
- 前回の借り入れから1ヶ月以上待つ
- 公的融資制度を使う
収入証明書の提出は、信用度の向上に繋がります。
希望額が多いのも審査落ちの原因になるので、なるべく少額に設定しましょう。
申し込みブラックを避けるため、前回の借り入れから1ヶ月空けて申し込むのがベストです。
どうしても審査に通過できなければ、公的融資制度を使いましょう。
信用度を上げるために収入証明書を提出する
信用度を上げたい人は、収入証明書を提出しましょう。
融資金額が50万円以下か、すべての業者からの融資金額が100万円以下なら収入証明書を提出しなくても審査を受けられます。
提出するメリットは、利用者の返済能力を詳しく伝えられる点です。
証明書を見て返済能力に問題がないと判断されれば、審査に通過しやすくなります。
収入次第で限度額の引き上げも可能なので、可能であれば提出してください。
借り入れ希望額は少額に設定する
借入希望額は、必要最低限の少額に設定しましょう。
高額融資よりも少額融資の方が返済しやすく、滞納の可能性が低いからです。
収入に対して融資金額が低いほど、貸し倒れのリスクが少ないと判断されます。
高額融資を希望すると、計画的な借り入れ能力がない、返済が難しくなると判断され、審査に通過しにくくなるケースも。
10万円が必要なら10万円、70万円が必要なら70万円と、最低限の金額を希望しましょう。
申し込みブラックを避けるために前回の借り入れから1ヶ月以上空ける
申し込みブラックにならないために、前回の借り入れから1ヶ月以上空けてから申し込んでください。
申し込みブラックは、3社以上のカードローンを1ヶ月以内に申し込む行為を指します。
申し込みブラックになると、お金に困っていると判断され、審査通過が難しくなります。
日頃から1ヶ月以上空けてから申し込むクセを付け、申し込みブラックを回避しましょう。
1ヶ月以内にお金が必要になったら、質屋からお金を借りたり物を売ったりして繋いでください。
どうしても借りられなければ公的融資制度を使う手もある
他社借入が原因でどの商品も利用できない人は、公的融資制度に頼ってみましょう。
公的融資制度は、国民の生活を融資する形でサポートする制度です。
条件さえ満たしていれば、信用情報の審査なしに貸し付けを受けられます。
- 緊急小口資金
- 総合支援資金
- 教育支援資金
- 不動産担保型生活資金
- 福祉資金
- 臨時特例つなぎ資金貸付制度
- 求職者支援資金融資制度
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
- 年金担保貸付制度
- 共済組合の貸付制度
- 看護師等修学資金貸与制度
- 教育一般貸付
- 日本政策金融金庫の一般貸付
公的融資制度は上記のように様々で、どれを利用すれば良いか分かりにくいです。
制度によって利用条件も違います。
役所へ行き、自分に合った制度を聞いてみましょう。