宮本の著作や蔵書約2万点を収めた収蔵庫、民具、写真、パネル、宮本の著作や写真約10万点などの資料を閲覧する資料閲覧室が用意されています。
伝統的な生活の中で、暮らしに必要なものとして作り出され、使われてきた道具類を民具と呼びます。人が日常の暮らしの中で使い続けてきたものです。民具は昭和30年代以降の急激な経済成長に伴う生活変化によって身のまわりから消えていったものも多いが、かつてはどこにもあり、誰もが知っていたものでした。全国各地共通するものも多いのですが、地域による違いもたくさんあります。
民具一点一点はどこにでもあるありふれたものに過ぎません。でも、それがたくさん集まると当該地域の生活変化の歴史や特色を色濃く反映したものであることが分かってきます。民具は人が積み重ね、持ち伝えてきた歴史や文化のありようを具体的に物語る貴重な文化財なのです。
昭和50年代初め、東和町(現、周防大島町)の青年男女有志は、宮本常一指導の下に、郷土を知り、郷土の明日を考える手掛かりの一環として、民具収集を行いました。収集された民具のうち、生産関係用具は、周防大島東部地域の特色を示すものとして、国の重要有形民俗文化財の指定を受けています。現在、フロアには、その中から選んだ、農耕、養蚕、運搬、漁撈関連用具約180点余を展示しています。
宮本常一は、昭和28年の離島振興法制定に尽力し、島の人々とともに島の暮らしの向上をはかりました。現在、島の港や道路は整備され、電気や水道が通り、当時と比べ島の暮らしは変わりましたが、ここまでいたるには、各地で多くの人々が島をよりよくしようと目に見えない努力を重ねてきました。日本の離島の歴史や文化について、また地域づくりに努力してきた島の人々について、昭和30年代〜40年代の宮本常一の写真と文で紹介しています。
宮本常一が撮影した約10万枚の写真のうち、約9万枚をパソコンで検索することができます。
周防大島の農業や漁業、伝統的な島の生活文化と、インフォメーション・テクノロジーなどの新しい技術や文化などの体験学習施設です。
トウモロコシ、スイカ、カボチャ、エダマメなどの夏野菜を主として栽培しています。 また、秋には東和金時いもの収穫や稲刈りも予定しています。